改版履歴
LASM は 1991 年 6 月に Version 1.0 (x86 版) が発売されて以来、多くのユーザーの方々にご利用いただいてまいりました。
V2.0
1994 年 4 月、2.0 にバージョンアップしました。このバージョンでは、これまでにお客様から寄せられたご要望を取り入れ、多くの点で強化を行っています。新しく追加された主要な機能は、次のとおりです。
- 32 ビットプロセッサ対応(80386,80486,Pentium)
- 構造化ブロック記述ディレクティブ(MS-MASM V6.0 互換)
- MS-MASM V6.0 の新しいディレクティブ名に対応
- PROC ディレクティブでの引数指定
- リンカ LIL への自動選択オブジェクトファイルの指定(ライブラリ機能)
- デバッガ LID の強化
- 統合環境エディタ LIED の追加
- サンプルプログラムのグレードアップ
1997 年 11 月には、ROM 化に対応してインテル HEX ファイルをサポートしました (Version 2.08)。
V2.1
1999 年 3 月には 32 ビット版を追加しました (Version 2.1)。32 ビット版では、メモリの制限が大幅に緩和されるため、16 ビット版ではアセンブル、リンクできないような巨大なプログラムでも開発できます。
以下は、1999 年 4 月以降の主な改版履歴です。
LASM V2.13 1999/04/28
- /OR、/O2 等を追加しました。/OS は /OR に変更されました。
- LLABEL、.USE16、.USE32、/WN、ADD16、ADD32、NOSBIT を追加しました。
- PUSH/PUSHW/PUSHD 命令で生成されるコードが少し変わりました。「個別命令についての補足説明」を参照してください。
- 16 ビットセグメントから 32 ビットセグメントのラベルを参照する場合、またはその逆を行う場合は、参照を行うコードのあるセグメントではなく、参照先のラベルのあるセグメントのモードに従ってアドレスサイズプレフィクスが生成されるようになりました。
→ V2.14A でさらに改善し、16 ビットセグメントから 16 ビットセグメントのラベルを参照した場合だけ 16 ビット アドレスを使ったコードが生成され、それ以外の場合は 32 ビット アドレスを使ったコードが生成されるようにしました。これにより、コード サイズは増えますが、速度が上がりました。
LASM V2.14 1999/06/02
LASM V2.14A 1999/06/17
- @Cpu、@LasmVersion、@UseSize、@UseStackSize、.487 を追加しました。
LIL V2.12 1999/06/17
- 64KB を超えるセグメントを BIN ファイルとしてリンクできるようになりました (/32 参照)。
LASM V2.14F 1999/07/22
LIL V2.13 1999/08/23
- ライブラリ (.llb) ファイルに対応し、ライブラリ マネージャ LLIB を追加しました。
- スタック サイズ変更オプション /tsd と、未解決名表示オプション /pfl を追加しました。
- INCLUDELIB に対応しました。
LASM V2.15 1999/08/25
- PROC 内に複数の LOCAL 文を記述できるようにしました。また、整数の途中に「_」を含めて桁を明示できるようにしました。
V2.2
別売の Z80/KC160 版を追加しました。
以下は、1999 年 11 月以降の主な改版履歴です。
LASM V2.21 1999/11/29
- %OUTEX を追加しました。
- RDEQU を追加しました。
- .LocationAdd および .LocationClear 文を追加しました。
Help Edition 20 2017/5/29
- Windows Help (.hlp) ファイルから HTML ヘルプ (.chm, .htm) を作成しました。
[目次]