INCLUDELIB

構文    INCLUDELIB    lib-name
例    INCLUDELIB    SMALL, LIBDIR
    INCLUDELIB    USER.LIB

使用するライブラリをリンカに通知します。カンマで区切って複数のライブラリ名を指定できます。

LIL.EXE をリンカとして使用する場合は、lib-name に次のいずれかを指定します。

lib-name で指定したファイルまたはサブ ディレクトリが、環境変数 LCLIB または LILOBJ、およびリンクオプション /L で指定したディレクトリにおいて検索され、ライブラリとして使用されます。

未解決の外部参照が各オブジェクト内で検索され、発見されるとそのオブジェクトが自動的にリンクされます。リンカ オプション /pf を指定すれば、自動的にリンクされたオブジェクト名を確認できます。

ライブラリ ファイル (*.llb) は、オブジェクト ファイルの集合です。ライブラリ ファイルを作成するには、ライブラリ マネージャ LLIB を使用します。

サブ ディレクトリを指定した場合は、その直下に含まれるすべてのファイルが検査されます。たとえば、「INCLUDELIB SMALL」という文を含むファイルをアセンブルし、オプション /LC:\LIBDIR でリンクすると、C:\LIBDIR\SMALL ディレクトリの直下が検索されます。

LINK.EXE をリンカとして使用する場合は、lib-name にライブラリ ファイル名 (*.LIB) を指定します。

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