プログラムの最小化

プログラムのサイズを減らして高速化するには、次の方法が考えられます。

最適化 → -o
スタックチェックの省略 → -gs
文字列のプール → -gf
ターゲット CPU の適切な選択 → -8086、-186
small または medium モデルを使用する

プログラムのデータが多くて small または medium モデルに収まらない場合でも、compact/large モデルを使用するよりは、small/medium モデルを使って必要なときにのみ far を指定する方が効率的です。compact および large モデルでは、すべてのデータが既定で far になるため、かなりの負荷がかかります。

start.asm の編集

浮動小数点演算、clock()、malloc() などを使用しないプログラムでは、start.asm から特定の部分を削除することにより、余計なモジュールのリンクを防ぐことができます。

sprintf.c と sscanf.c の編集

printf または scanf 系の関数を使用する場合、浮動小数点演算やワイド文字列などを使用しないときは、ライブラリの sprintf.c および sscanf.c の先頭にあるスイッチを切り替えて、コードを削減できます。