リンカ (LIL)

リンカ (Light Linker) LIL.EXE および LIL32.EXE は、Light Macro Assembler または Light C で作成した MS-DOS 標準形式のオブジェクト (OBJ) ファイルをリンクします。

Light Macro Assembler または Light C で作成したオブジェクトファイルは、上記形式のオブジェクトファイルに対応している他社のリンカ (Microsoft 社の LINK.EXE など) でも多くの場合はリンクできます。反対に、他社のコンパイラやアセンブラで作成した OBJ ファイルは、非標準の機能が使用されているために LIL ではリンクできない場合があります。

メモ LIL32.EXE は Windows のコマンドプロンプト内（32 ビット環境）で実行できます。LIL.EXE は MS-DOS (16 ビット環境) でも実行できますが、一部の新機能が使用できません。16 ビット版の LIL.EXE は、Light Macro Assembler for x86 にのみ付属します。このマニュアルでは単に LIL.EXE と記している場合がありますが、これらの説明は LIL32.EXE にも当てはまります。

デバッガ LID を使用する場合は、LIL.EXE を使用する必要があります。同様に、Microsoft 社のデバッガ SYMDEB を使用する場合は、同社の LINK.EXE を使用する必要があります。