ライブラリの再コンパイル

libsrc ディレクトリには、ライブラリのすべてのソース ファイルが収められています。これらのソース ファイルは C 言語またはアセンブラで記述されており、それぞれ Light C と Light Macro Assembler でコンパイルまたはアセンブルできます。

アセンブラのソース ファイルをアセンブルするには、Light Macro Assembler が必要です。このアセンブラは別売りですが、ライブラリのほとんどのソース ファイルは、行数が少ないので無料の体験版でもアセンブルできます。Microsoft MASM でもアセンブルできますが、その場合はバッチファイルやソース ファイルを多少変更する必要があります。

ライブラリを再コンパイルするには

  1. コマンド プロンプトを開き、Light C の各ツール (lc.exe、llib.exe など) と Light Macro Assembler (lasm32.exe) を使用できる状態にします。
  2. libsrc ディレクトリに移動します。
  3. mk.bat を実行します。すべてのライブラリ ファイルがコンパイルまたはアセンブルされ、ライブラリ (.llb) ファイルが生成されます。

手作業で個別にコンパイル/アセンブルする場合

メモリ モデル、実行環境、浮動小数点演算エミュレータを使用するかどうかなどに応じて、次のオプションを指定します。

libsrc\mk.bat と libsrc\lclib.mak を参考にしてください。

lc のオプション

lc.exe には、次のオプションを指定します。

lc -c -zl -o -gf <file>...

-c と -zl は必須です。さらに、必要に応じて次のオプションを追加します。

-am, -ac, -al small 以外のメモリ モデルの場合
-os:none 実行環境として MS-DOS を使用しない場合
-emul 浮動小数点演算エミュレータを使用する場合

lasm のオプション

lasm -u -or -pl <file>

これらのオプションは、いずれも必須です。さらに、必要に応じて次のオプションを追加します。

-DFAR_C medium または large モデルの場合
-DFAR_D compact または large モデルの場合
-DFP_EMUL 浮動小数点演算エミュレータを使用する場合