DUP 演算子

構文    <定数>  DUP(<初期値>[, ...])

DUP 演算子は、データ定義文とともに使用し、データの繰り返しを作成する特殊な演算子です。

<定数>は、データを繰り返す回数です。

<初期値>は、次の値のいずれかです。

<初期値>は、カンマで区切っていくつでも繰り返すことができます。ここには DUP 演算子を再び指定して入れ子構造にすることも可能です。

<初期値>には、データ定義文に直接指定できる値のうちアドレス式以外の式を指定することができます。このような式については「データ」を参照してください。

適用可能な式

左項は定数、右項はデータ定義文に直接指定できるもののうちアドレス式以外の式です。DUP 演算子は、データ定義文内で使用します。

例    DB    3 DUP(?)             ; DB  ?, ?, ?
    DB    3 DUP('STRING')    ; DB  'STRING', 'STRING', 'STRING'
    DB    3 DUP(1)             ; DB  1, 1, 1
    DB    3 DUP(1,2,3)        ; DB  1,2,3, 1,2,3, 1,2,3
    DB    3 DUP(1,3 DUP(2))    ; DB  1,2,2,2, 1,2,2,2, 1,2,2,2

[目次]