以下では、デバッガ LID(LID.EXE)の基本的な使い方を説明し、デバッグオプション、デバッグコマンドについて解説します。
デバッガ LID は、作成したプログラムの論理的な誤りを発見するためのツールです。アセンブルエラーやリンクエラーが出るプログラムを調べることはできません。
LID を利用すると、作成したプログラムの実行を途中で止めて、レジスタやメモリの内容を調べることができます。また、実行中のソース行番号を表示させながらプログラムを普通に走らせることもできます。LID はソースレベルデバッガなので、プログラムをソースコードで表示したり、メモリの参照をラベル(変数)名で行うことができます。
LID では、32 ビットレジスタを使用するプログラムや、常駐プログラム(TSR)もデバッグできます。これらについては、それぞれデバッグオプション /32 と /TSR の説明を参照してください。
このほか、アセンブル オプション /ZH を指定してデバッグ情報ファイル を生成し、この情報ファイルに対応した他社のデバッガを使用することもできます。