Light Proxy についての FAQ : 質問と回答


ブラウザを使用してダイヤルアップする

Internet Explorer や Netscape などのブラウザを起動し、「Light Proxy の管理」ページを使用してダイヤルアップする場合についての説明です。

  1. モデムまたはTAの接続されているマシンにおいて、Windows のダイヤルアップ ネットワークで正常にダイヤルアップできるように設定を行ってください。これは Windows の設定です。Windows のダイヤルアップ ネットワークには、[スタート] - [プログラム] - [アクセサリ] - [ダイヤルアップ ネットワーク] でアクセスできます。

    なお、Light Proxy から使用する接続ではパスワードを保存するように設定してください。それには、ダイヤルアップ ネットワークの [接続] ダイアログ ボックスで、[パスワードの保存] チェック ボックスをオンにします (Windows 95 の場合)。

  2. そのマシンで Light Proxy を起動します。1 個所だけ設定する必要があります。[ダイヤルアップの設定] ダイアログ ボックスの [使用する接続] ボックスの右側にある矢印をクリックすると、Windows のダイヤルアップ ネットワークで設定されている接続名が一覧表示されます (1 つしかない場合も多いでしょう)。Light Proxy によるダイヤルアップで使用する接続を選択し、[OK] をクリックします。ほかの設定はデフォルトのままでかまいません。

    このダイアログ ボックスの下部にある [リモート管理用ポート番号] と [サブネットマスク] が正しく設定されている必要があります。ほとんどの場合はデフォルトの「5209」と「255.255.255.0」でよいはずです。

    ここで、Light Proxy の [ファイル]メニューの [回線の接続] と [回線の切断] を使用して、ダイヤルアップを操作できるかどうか確認してください。Light Proxy の左上にあるツールバー ボタンを使用してもかまいません (ボタンの上にマウス カーソルを置いて少し待つと、ボタンの名前が黄色のボックスに表示されます)。これにより、ここまでの設定に問題がないことを確認できます。

  3. ブラウザを起動します。ブラウザでは、プロキシの設定を行っておく必要があります。ブラウザで使用するプロキシの設定方法については、Light Proxy のヘルプを参照してください。ブラウザを使用するマシンは、Light Proxy と同一のマシンであっても、そのマシンと TCP/IP で LAN 接続された別のマシンであってもかまいません。

  4. 次の 2 つのいずれかの URL をブラウザに直接入力することにより、Light Proxy の管理ページにアクセスできます (Internet Explorer なら、URL の入力先は上部の [アドレス] ボックスです)。

    Light Proxy と同一のマシンでブラウザを使用する場合は、上の「green」や「192.168.1.3」のところに「localhost」または「127.0.0.1」と指定することによっても、管理ページを表示できます。これらは自己のマシンを示す名前および IP アドレスとして、デフォルトで設定されています。しかし、この方法だと管理ページの [Connect] ボタンと [Disconnect] ボタンが機能しない場合があるので、マシンの正式なコンピュータ名または IP アドレスを指定してください。

  5. ブラウザに「Light Proxy の管理」ページが表示されます。[Connect] ボタンと [Disconnect] ボタンでダイヤルアップを操作できます。

自動ダイヤルアップを行う

Light Proxy を使用している場合、自動ダイヤルアップを行う方法には、大きく分けて 2 つあります。Light Proxy の自動ダイヤルアップ機能を使用する方法と、ブラウザやメール クライアント ソフトウェア (メーラー) に付属している自動ダイヤルアップ機能を使用する方法です。

モデム (またはTA) が接続されているマシンで自動ダイヤルアップを行う場合は、そのどちらの方法も使用できます。別のマシンから LAN 経由でモデムを使用する場合は、Light Proxy の自動ダイヤルアップ機能を使用する必要があります。


    Light Proxy の自動ダイヤルアップ機能を使用する

  1. 使用するクライアント ソフトウェア自身が自動ダイヤルアップ機能を持っている場合は、それをオフにしておきます。クライアントの自動ダイヤルアップ機能がオンになっていても問題ない場合もありますが、オフにしておいた方が確実です。問題があるかどうかはクライアント ソフトウェアによって異なるため、一概には言えません。

    たとえば、Internet Explorer には自動ダイヤルアップ機能が付属しています。この機能をオフにするには、コントロール パネルの [インターネット] を (ダブル) クリックし、[接続] タブを選択します。Internet Explorer 4.0 を使用している場合は、([モデムを使用してインターネットに接続] ではなく) [LAN を使用してインターネットに接続] を選択します。Internet Explorer 3.0 の場合は、[必要時にインターネットに接続する] チェック ボックスをオフにします。この設定は、Internet Explorer の [表示] - [(インターネット) オプション] を選択することによって行うこともできます。

  2. Light Proxy の [ダイヤルアップの設定] ダイアログ ボックスで、[自動ダイヤルアップ] のチェック ボックスをオンにします。

    これで、オンにしたチェック ボックスに対応する自動ダイヤルアップ機能が有効になります。たとえば、[Web] をオンにした場合は、ブラウザでまだ見ていないページを参照しようとすると、少したってからダイヤルアップが開始されます。

    注意 クライアント ソフトウェアによっては、接続までに時間がかかるとタイムアウト (時間切れ) で接続を中止してしまうものもあります。そのような場合は、可能ならばクライアント ソフトウェアのタイムアウト時間を再設定し、値を大きくしてください。十分に長く (20 秒ほど) 待つことができないクライアントから Light Proxy を使用して自動ダイヤルアップを行うことはできません。その場合は、クライアント自身に付属している自動ダイヤルアップ機能を使用するか、「Light Proxy の管理」ページなどを使用して手動でダイヤルアップする必要があります。

Windows NT サービスからダイヤルアップできない

Light Proxy を NT サービスとして実行し、Light Proxy を使用してダイヤルアップを行う場合は、[Light Proxy] サービスをシステム アカウント以外のアカウントで実行する必要があります。

この理由は次のとおりです。Light Proxy からダイヤルアップを行うには、あらかじめ Windows のダイヤルアップ ネットワークで接続先へのログオンに使用するユーザー名とパスワードを設定しておく必要があります。Windows NT ではダイヤルアップ ネットワーク設定の一部がアカウント別に管理されているので、ダイヤルアップ ネットワークの設定を行ったアカウントで Light Proxy サービスを実行する必要があります。

  1. コントロール パネルの [サービス] を使用し、[Light Proxy] サービスを選択して [スタートアップ] ボタンをクリックします。
  2. 下部の [ログオン] 領域で、デフォルトの [システム アカウント] の代わりに、[アカウント] オプション ボタンを選択します。Windows のダイヤルアップ ネットワークの設定を行ったアカウント (おそらくは通常使用しているアカウント) を指定します。
  3. 既に [Light Proxy] サービスを実行している場合は、いったん [停止] してから [開始] し直します。
これで、NT サービスとして実行している Light Proxy からダイヤルアップ機能を使用できます。


いつもキャッシュが使用されてしまう / 接続できるのにデータが流れてこない

ルータや一部のTAを使用している環境では、ブラウザで Web ページを読み込むと、常に Light Proxy のキャッシュが使用されてしまって回線接続時でも最新の Web ページを取り込めないとか、いつまでたってもデータが流れてこないという現象が起こる場合があります。この場合は、[Web の設定] ダイアログ ボックスの [常に接続を試みる] チェック ボックスをオンにしてみてください。



Windows、Windows NT はマイクロソフト社の登録商標です。
Internet Explorer はマイクロソフト社の製品です。



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