こすこれ001ACO in 巫女服 v2.0 作り方ガイド v1.0

2008/06/21 CLAF/FALCORE


目次
1.ペパクラビューワーについて
2. 製作時のポイント
3. モデルの全体構成
4. 作り方の説明
 @ コアの製作 
 A 顔の製作 
 B 腕の製作  
 C 髪パーツの製作
 D 巫女服パーツの製作とコアへの接着
 E 足パーツの製作とコアへの接着
 F 組み立て
 G 台座について

1. ペパクラビューワーについて
 ペーパークラフトデータ.pdoを開くにはペパクラビューワーが必要です。
インストールされていない方は多摩ソフトウェアのホームページ
http://www.tamasoft.co.jp/pepakura/download/viewer.html
からダウンロード後インストールをお願いします。

 操作方法について詳細はソフト付属のヘルプをご覧ください。


2. 製作時のポイント
●ペパクラビューワーの活用

折り線の印刷の濃さはペパクラビューワーで設定可能です。(「設定」>「用紙と印刷の設定」)

また、のりしろの色を隣接面の色で塗ることができ、
のりしろが目立ってしまうのを防ぐことができます。
(画面上部アイコンから、又は「表示」>「のりしろを隣接面の色で塗る」)

他に、次のような機能があります。
●辺の接続番号の表示 (画面上部アイコンから、又は「表示」>「辺の接続番号を表示する」)
●3Dモデルと展開図間の対応面の確認(画面上部アイコンから、又は「表示」>「対応する面の確認」)
●3Dモデルのパーツ毎の表示、非表示(「表示」>「オブジェクトリストを表示」)

●製作に使った用紙、道具など
用紙:コクヨ スーパーファイングレード厚みしっかりタイプA4 (厚さ0.15mm)
※ 厚紙用紙では薄めですが、強度には問題ありません。

接着剤:ボンド 紙用プレミアム
※ 少量で早く強力に接着できます。はみ出すと汚くなってしまうので注意が必要です

必須の道具:カッター又はデザインナイフ、カッティングマット、つまようじ(または先のとがった物)
※ パーツが小さいのでハサミだけでは難しいと思われます。
※ つまようじは穴を広げるのに使います。また、細かい部分への接着剤の塗布、
  細い円柱や軸を作る場合に丸め癖をつけるのにも使いました。

その他使用した道具:15cm金尺、ピンセット(先のとがった物)、ボールペンなど円筒形の物
※ 金尺は折り目をつけるため、ピンセットは圧着や穴を広げるのに使いました。
  ボールペンなど円筒形のものは丸め癖を作るのに使いました。

●展開図中のアイコンの説明をします。
   切り込みを入れる部分があります。黄線部分に沿って切り込みを入れます。
 ※辺上でのりしろを無くしてある部分には新たに切り込みを入れる必要はありません。
   十字マーク部分に十字形の切り込みを入れます。軸を差し込む穴になります。
   軸を接着するパーツです。
   裏面を貼り合わせて、表裏両面に色が塗られている状態にする部分があります。

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3. モデルの構成

●完成モデルの構成 


完成時(全ての接着箇所を接着した時点)での構成は以下のとおりです。

 

 頭部コア

 A-1 頭部コア
 A-2 頭部軸
   顔
 
 B-1 顔
 B-2R,L 耳

 

 前髪

 D-1 前髪
   後ろ髪

 D-2 後頭部
 D-3 後ろ髪@
 D-4 後ろ髪A
 D-5 後ろ髪B
   首

 B-3 首
   
 上半身

 A-3 上半身コア
 A-4 白衣(袴内側)x2
 E-1 白衣
 E-2 襟
 E-3 帯前側
 E-4 帯後ろ側
 E-5 帯リボン
 E-6 帯あまり
 E-7 帯結び目
 
   巫女服下

 E-8 袴前側上部
 E-9 袴前側
 E-10 袴後ろ側上部
 E-11 袴後ろ側
 E-12 袴支持
   腕(右、左)

 C-1R,L 腕軸
 C-2R,L 肩 
 C-3R,L 腕
 C-4R,L 袖
 C-5R,L 手首
 C-6R,L 手
   下半身
 
 A-5 下半身コア
 A-6 下半身軸
 F-1R,L 足
 F-2 下着
 F-3R,L 足袋
 F-4R,L 草履
 F-5R,L 緒@
 F-6R,L 緒A
   台座
 
 G-1 台座


 
● コアについて

軸、軸穴のあるパーツで腕以外の物を「コア」と呼んでいます。
コアには頭部コア、上半身コア、下半身コアの3つがあります。
頭部コア、下半身コアには軸が一本ずつ、
上半身コアには頭部コア、下半身コア、左右の腕の軸を差し込む軸穴が計4つあります。
これらのコアにその他のパーツを接着していくことで完成するようになっています。
この構造により簡単な可動やパーツの差し替えができます。

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4. 作り方の説明    

@コアの製作

 ●軸 
軸は長方形の紙片を切り出し丸めた物を使います。
作る軸は頭部コア、下半身コア用が直径2mm、長さ20mmで2本、
両腕用が直径1.5mm、長さ10mmで2本です。



最後まで丸められたら、巻き終わりの部分を接着して完成です。


 ● 頭部コア

 A-1 頭部コア
 A-2 頭部軸 




切り出したら最初に軸の取り付けを行います
   

  

これで軸の取り付けは完了です。

後は前側を接着していき、箱のような状態にします。
最後に後ろ側をフタをするように接着します。

※のりしろを無くしている部分は後でパーツを差し込む部分であり、
「切り込み」と表現しています。


これで頭部コアは完成です。


 ●上半身コア
 A-3 上半身コア
 A-4 白衣(袴内側)
 
 


接着していき箱型にし、フタを閉じます。
袴の腰部分の内側となるA-4を、A-4の破線(山折)とA-3の角とを合わせた位置に接着し、完成です。

 ●下半身コア
 A-5 下半身コア
 A-6 下半身軸
 

切り出すときに十字線をいれ、切り出したら折り目をつけ、3辺を接着して箱型にします。

直径2mm、長さ20mmの軸を箱型の側面に当たるまで差込み、
箱内の軸を覆うように接着剤をつけます。

のりしろを折って軸の上に接着し、最後にフタをします。

これでA4下半身コアは完成です。

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A顔の製作
 ●顔
 B-1 顔
 B-2R,L 耳
   
  
  折り線を省略していますが、図のように折り目をつけます。
 特に目の下のから鼻にかけての谷折はしっかりつけて下さい。

 
  首の付け根の位置「き」の部分は最初に切り取っておきます。
 耳は表、裏を貼り合わせ、図の位置に裏から接着します。

 



 ●首

  B-3 首

 
首は円筒形を作り、のりしろを接着して完成です。


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B腕の製作
 ●腕
 C-1R,L 腕軸
 C-2R,L 肩 
 C-3R,L 腕
 C-4R,L 袖
 C-5R,L 手首
 C-6R,L 手




C-4をC-3に接着し、C-3を円錐形になるように接着したら軸の取り付けをします。


 C-5手首とC-6手
  
 

 円筒部分を袖に差し込んで接着します。

 


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C髪パーツの組み立て

 ● 前髪
 D-1 前髪
 
 
 

 ● 後ろ髪

 D-2 後頭部
 D-3 後ろ髪@
 D-4 後ろ髪A
 D-5 後ろ髪B
 


 (1)D−2後頭部を作成します。
  
 注意点
 


 (2)D-3,4,5 後ろ髪を作成します。 
  
   6本の髪の束は裏面を貼り合わせて両面カラーにします。

 (3)後頭部と後ろ髪を接着します。
 
 D-2後頭部の白い部分を後ろ髪に形を合わせて接着します。
 
 


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D巫女服パーツの作成とコアへの接着
 ● 巫女服上(白衣と帯)の作成と上半身コアへの接着
 A-3 上半身コア
 A-4 白衣(袴内側)x2
 E-1 白衣
 E-2 襟
 E-3 帯前側
 E-4 帯後ろ側
 E-5 帯リボン
 E-6 帯あまり
 E-7 帯結び目



 
 



※この上半身コアに前後はありません。
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これで上半身は完成です。

 ● 巫女服下(袴)の作成
 E-8 袴前側上部
 E-9 袴前側
 E-10 袴後ろ側上部
 E-11 袴後ろ側
 E-12 袴支持





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E足パーツの作成とコアへの接着
 ● 足、下着の作成と下半身コアへの接着
 F-1R,L 足
 F-2 下着



F1R,Lを丸めて接着し円筒形を作ります。
これらをA4下半身コアへ接着します。
 

F2下着の前(小さい三角形部分)を下半身コアに接着します。
F2下着前の下の帯を下半身コアの下から後ろへ回し、のりしろを接着します。
 

F2下着の残りを下半身コア、足に巻いて接着します。


これで下半身コアへの接着作業は完了です。

 ●足袋の作成
 F-3R,L 足袋




 最初に足裏をぐるりと1周するように接着していくと作りやすいと思います。

 ●草履の作成
 F-4R,L 草履
 F-5R,L 緒@
 F-6R,L 緒A
 

 

 ●足袋の足への接着
 

足の円筒の端に接着剤をつけ、足袋に差し込んで接着します。
草履はぴったり作ると接着は不要です。

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F  組み立て、完成
 ● 頭部の組み立て
顔、前髪、後ろ髪を頭部コアに組み付けます。 
 


1.後ろ髪の3つの差込部を頭部コアの切り込みに差し込みます。(B,C1,C2)
 

2.顔の差込部を前髪の切り込みに差し込みます。(A)


3.まず顔の首の付け根位置の端を顔コアと後頭部の間に差し込みます。軸は切り欠き部分に来ます。
  顔の差込部Aを頭部コアの切り込みに差し込みます。(A)


 ※顔の差込部Aをしっかり山折しておくと外れにくく組むことができます。


 ● 袴と上半身の下半身への取り付け
 


下半身に袴を被せます。


上半身の板状部分を袴本体と袴支持部の間に差し込みます。


次に下半身コアの軸を上半身コアの軸穴に差込みます。


袴の上部を上半身の帯の下に差込みます。
下半身コアの軸を奥まで差し込みます。

 ● 頭部と腕の上半身への取り付け
 まず首を襟に収めます。
 
 
 頭部、腕それぞれの軸を上半身の軸穴へ差し込みます。
 
 
これで完成です。お疲れ様でした!
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G台座について
台座は剛性を得るため白い部分をきつく巻いて使います。
巻く向きは任意です。


取り付けは台座、草履の両方に切り込みを入れ、クリップで留めます。
台座と下半身部分の取り外しをしない場合は接着でOKです。





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