[オプション] の [詳細] タブ

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このタブでは、各種の詳細設定を行います。通常、変更する必要はありません。

このダイアログボックスを表示するには、[チェック] メニューの [オプション] を選択し、[詳細] タブをクリックします。


[設定] ボックスの各行に次の形式で複数の設定行を記述します。

<設定名>=<設定内容>

; で始まる行はコメントとして無視されます。

<設定名> と <設定内容> は、次のとおりです。

設定名既定値設定内容
ttsepar [  \t]*\n[  \t]*|(?<=[ぁ-])[、,] 【符号の説明】内の符号+用語の組どうしの区切りを表す正規表現
stsepar [  \t…::]+|...+|\.\.\.+|(?=[ぁ-]) 【符号の説明】内の符号と用語の区切りを表す正規表現
sssepar [、,,] 【符号の説明】内の符号どうしの区切りを表す正規表現
sign [0-z0-9A-Za-z]+ 符号を表す正規表現。符号を必ず全角で書く場合は、この設定行を「sign=[0-z]+」に変更できます (これにより、余計な半角の語句が誤って符号と解釈されることがなくなります)。
signsep [,、・] 符号の区切りを表す正規表現。V1.28 で追加。
term {@terms}|[亜-Kァ-ンー]+ 用語を表す正規表現 (→ 質疑応答 #1質疑応答 #7)。

{@terms} は、【符号の説明】に記載されているすべての用語を長いもの順に「|」(正規表現の OR 記号) でつなげて (?: ) で囲んだ正規表現に置き換えられます。

例	【符号の説明】
	1 発光管
	2 風路
	3 n型半導体

この場合 {@terms} は「(?:n型半導体|発光管|風路)」に置き換えられます。

つまり、既定では「符号の説明に挙げられているいずれかの文字列」または「漢字またはカタカナの連続」が「用語」と見なされます。

termdiv ^([^\(\)()]*){=T1}[(\(]([^(\()\)]+){=T2}[)\)] 【符号の説明】において、2 つの用語を併記する場合の形式。2 つの用語に相当する部分を ( ) で囲み、名前 T1 と T2 を付ける必要があります (→ 正規表現)。既定値では「用語 (用語)」の形式が識別されます。
tsrex ({@term}){=t}({@sign}){=s}|^[  ]*({@sign}){=s}[  :]*({@term}){=t} 「正しくない用語」のチェックと用語と符号の一覧で使用される用語と符号の組の形式を指定します。

用語を表す部分は ( 〜 ){=t} で囲み、符号を表す部分は ( 〜 ){=s} で囲みます。言い換えると、用語を表す部分は名前 t の ( ) で囲み、符号を表す部分は名前 s の ( ) で囲みます。

{@term} は上の term= 指定値に、{@sign} は上の sign= 指定値に置き換えられます。

左の既定値は、「発光器3」のような文字列 (({@term}){=t}({@sign}){=s}) か、または行頭にある「3 発光器」や「3:発光器」のような文字列 (^[  ]*({@sign}){=s}[  :]*({@term}){=t}) を識別します。

title (^|(?<=\n))[ \t ]*(【書類名】[ \t ]*([^\n]*){=T}|【([^】]*){=T}】) 欄タイトルを表す正規表現。タイトルに相当する部分を ( ) で囲み、名前を T とする必要があります。既定値では「【タイトル】」または「【書類名】タイトル」の形式が識別されます。
zenki_check_str 前記|当該|(?<!当)該|上記 前記の整合性チェックの対象となる語句を表す正規表現。
zenki_check_sec (特許)?請求の範囲 前記の整合性チェックの対象となる欄のタイトルを指定する正規表現。この正規表現にヒットするタイトルの欄が対象になります。
sign_desc_sec 符号の説明 【符号の説明】欄のタイトルを指定する正規表現。
max_char_sentence 108 文の最大文字数。1 つの文の全角文字数がこの数値を超えると、警告 #30500 が表示されます。半角文字は 2 つで全角 1 文字に換算されます。0 を指定すると、このチェックは抑止されます。文の境界は sent_separ オプションによって識別されます。
sent_separ [。.:\n]+ 文の区切りを表す正規表現 (max_char_sentence オプションで使用)
strcnt  

特定の欄の文字数または指定表現の個数を次の構文で指定します。

strcnt=<欄タイトル>,<正規表現>,<下限長>,<上限長>,<除外正規表現>

<欄タイトル> には、特許明細書の【書類名】の右側に書かれているタイトルか、または【 】の中に書かれているタイトルを指定します。

<正規表現> には、カウントする文字列の正規表現を指定します。すべての文字をカウントする場合は . とします。改行以外をカウントする場合は [^\n\r] とします。

<除外正規表現> には、カウントから除外する文字列の正規表現を指定します。省略可能です。

<欄タイトル><正規表現><除外正規表現> の中に「,」を記述する場合は、「,,」のように 2 つ続けて記述してください。

たとえば次のいずれかを指定すると、「要約書」の文字数が 200〜399 文字に収まっていない場合に警告 #30511 が表示されます。

strcnt=要約書,[^\n\r],200,399
strcnt=要約書,.,200,399,[\n\r]

空白類を除いて数える場合は、次のように指定します。

strcnt=要約書,[^\n\r\t  ],200,399
strcnt=要約書,.,200,399,[\n\r\t  ]

改行と、【要約】および【選択図】の行を除いて数える場合は、次のように指定します。

strcnt=要約書,[^\n\r],200,399,【(要約|選択図)】[^\n]*
strcnt=要約書,.,200,399,[^\n\r]|【(要約|選択図)】[^\n]*
strcnt2
strcnt3
strcnt4
  いずれも strcnt と同じです。それぞれに別の欄と表現を指定できます。
linchk  

特定の欄の各行の形式を次の構文で指定します。

linchk=<欄タイトル>,<正規表現>

<欄タイトル> には、strcnt= と同様の形式でタイトルを指定します。この欄の各行が <正規表現> に一致しないと、警告 #30800 が表示されます。

たとえば次のように指定すると、【図面の簡単な説明】欄に「図」または「グラフ」で終わっていない行がある場合に警告が表示されます。

linchk=図面の簡単な説明,(図|グラフ)$
linchk2
linchk3
linchk4
  いずれも linchk と同じです。それぞれに別の欄と表現を指定できます。
claim_ref 請求項([0-90-9]+)(?:(?:〜|から|乃至)([0-90-9]+))? 請求項番号の参照チェックで、請求項の参照を識別するための正規表現です。( ) の中身が請求項番号と見なされます。請求項番号以外を ( ) で囲みたい場合は、代わりに (?: ) を使用してください。左記の既定値では、たとえば「請求項3」の「3」、「請求項3から6」の「3」と「6」などが請求項番号として識別されます。
num_chars 20 チェック結果に表示される明細書文章の長さを文字数で指定します。
debug_mode 0 1 を指定すると、PChecker.exe と同じフォルダにログ ファイル (PChecker.log) が出力されます。

設定を既定値にリセットするには、PChecker.exe をいったん終了し、アプリケーション設定データ フォルダ(V1.41 以前では PChecker をインストールしたフォルダ)にある PChecker.cfg ファイルを削除してから、PChecker.exe を再起動してください。これにより、PCheckerDefault.cfg に記述されている既定値が有効になります。