IFIDN / IFDIF

2 つの綴り(名前、数値、文字列など)がマクロ展開後に一致するかどうかを検査します。

構文    IFIDN  <<表現 1>>, <<表現 2>>
    IFDIF  <<表現 1>>, <<表現 2>>
例    IFIDN    <X>,<Y>
    IFIDN    <X>,<"abc">
    IFIDN    <X+Y>,<2+3>

<表現 1>と<表現 2>には名前、数値、文字列やその組み合せなど、どのような表現を指定してもかまいません。表現の中にマクロパラメータや EQU 文によって定義された名前があれば、それらは展開されます。両方の表現を展開した結果、両者が 1 文字も違わず一致している場合にのみ、IFIDN 文は真になり、IFDIF 文は偽になります。両表現の展開結果に少しでも違いがあれば、その逆になります。

比較における大文字と小文字の区別は、アセンブルオプション/U が指定されている場合にのみ行われます。

各表現は式として評価されるわけではありません。たとえば「IFIDN <1+2>,<3>」は偽になります。

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