タイプ

GS、LS、_FLD、および PROC レコードの T フィールドは、ラベルのタイプ (変数の型) を示します。T フィールドの値は、次のいずれかです。

値例意味
C C コードラベル
Xn X1, X2, X4, X100 型が不明の n バイトデータ (n >= 0)
In I1, I2, I4 符号付き n バイト整数
Un U1, U2, U4 符号なし n バイト整数
F4 F4 4 バイト IEEE 浮動小数点数
F8 F8 8 バイト IEEE 浮動小数点数
P2.type P2, P2.I1, P2.P2.I1 type 型への 2 バイト (near) ポインタ
P4.type P4, P4.A[12].I[1] type 型への 4 バイト (far) ポインタ
A[n].type A[4].I2 n 個の type 型の値の配列
T[tag-name] T[_FILE] tag で示される構造体または共用体

値	例	意味
C	C	コードラベル
Xn	X1, X2, X4, X100	型が不明の n バイトデータ (n >= 0)
In	I1, I2, I4	符号付き n バイト整数
Un	U1, U2, U4	符号なし n バイト整数
F4	F4	4 バイト IEEE 浮動小数点数
F8	F8	8 バイト IEEE 浮動小数点数
P2.type	P2, P2.I1, P2.P2.I1	type 型への 2 バイト (near) ポインタ
P4.type	P4, P4.A[12].I[1]	type 型への 4 バイト (far) ポインタ
A[n].type	A[4].I2	n 個の type 型の値の配列
T[tag-name]	T[_FILE]	tag で示される構造体または共用体

例 1

char c;	→	T:I1
unsigned short u;	→	T:U2
long l;	→	T:I4
char* ptr;	→	T:P2.I1
char** pp;	→	T:P2.P2.I1
char far* fptr;	→	T:P4.I1
char far** fpp;	→	T:P2.P4.I1
void* pv;	→	T:P2.X0
int ar1[10];	→	T:A[10].I2
int* ar2[10];	→	T:A[10].P2.I2
int (*ar3)[10];	→	T:P2.A[10].I2
int aaa[5][7][9];	→	T:A[5].A[7].A[9].I2

例 2

ソースコード

struct {int a; int b;}* sptr;

そのデバッグ情報

SUTAG	S:s1?
_FLD	S:a	T:I2	O:0
_FLD	S:b	T:I2	O:2
SUEND	O:4
GS	S:_sptr  T:P2.S[s1?]  A:0xC3B