#pragma

#pragma 指令は、コンパイラ固有の指定を行う手段として ISO/JIS/ANSI 規格で定められています。#pragma 文の構文は、コンパイラによって異なります。 Light C では、以下の #pragma 文を使用できます。これ以外の #pragma 文は、無視されます。

#pragma asm asm-line [LC]

単一行のインライン アセンブラです。asm-line がそのままアセンブラ コードに挿入されます。アセンブラ コードでは、特定のレジスタ値を保存する必要があります。
#pragma asm int 0h
#pragma asm mov [var$], ax
_asm inc cl

asm-line の構文が適切でない場合は、コンパイラ内部のアセンブラがエラー メッセージを表示します。 アセンブラ コード内では、C 言語の変数名とラベルも使用できます。C 言語の名前は、末尾に「$」を付加して記述します。 複数の命令を含むアセンブラ ブロックを記述する場合は、_asm を使用するか、複数の #pragma asm を続けて記述してください。

参照   _asmcode

#pragma echo message [LC]

message を画面に表示します。message にマクロ名が含まれている場合は、プリプロセス処理後の結果が表示されます。
#pragma echo 行番号 = __LINE__

#pragma segment [name [class-name]] [LC]

far 型のデータおよびコードを配置するセグメントを指定します。name および class-name を省略すると、再び既定のセグメント名が使用されます。
#pragma segment SEG1 CLASS1
int far buf1[100]; // SEG1 に置かれる
void far sub1() { } // SEG1 に置かれる
#pragma segment
int buf2[100]; // 通常のセグメントに置かれる
void sub2() { } // 通常のセグメントに置かれる