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付属のサンプル プログラム prime.c を例として、簡単な使い方を紹介します。 prime.c は、最初の 100 個の素数 (2 以上のどの数でも割り切れない数) を探して表示します。
Light C for x86 をインストールした後で、prime.c を現在のディレクトリに置き、次のコマンドを入力します。
lc prime |
prime.c がコンパイルされ、オブジェクト ファイル prime.obj と実行ファイル prime.exe が作成されます。 次のように入力して prime.exe を実行すると、100 個の素数が表示されます。
prime |
生成されたコードをアセンブラで確認するには、次のように入力します。
lc prime -fa |
オプションをファイル名の前に入力したり、"-" の代わりに "/" を使用することもできます。
lc -fa prime |
アセンブラ ファイル prime.asm が作成されます。このファイルを Light Macro Assembler でアセンブルすると、Light C で直接作成した場合と同じオブジェクト ファイル prime.obj が作成されます。
デバッグを行うには、まず、次のように入力します。
lc prime -zi |
そして、デバッガ LID を次のように起動します。
lid -t4 prime |
prime.c のソース コードが表示され、トレース、ダンプなどのデバッグ コマンドを入力できる状態になります。デバッガ LID の使い方については、LASM のヘルプを参照してください。-zi の代わりに -za を指定して、アセンブラ レベルでデバッグすることもできます。
LID でデバッグを行う場合は、インクルード ファイル内に宣言や定義以外の実行コードを置かないようにしてください。
prime.c は単一のソース ファイルから実行ファイルが作成されますが、複数のソース ファイルをリンクして、1 つの実行ファイルを作成することもできます。 たとえば、p1.c と p2.c をコンパイルして互いにリンクし、1 つの実行ファイルを作成するには、次のように入力します。
lc p1 p2 | p1.c + p2.c → p1.exe |
2 つの .c ファイルがコンパイルされ、互いにリンクされて、1 つの .exe ファイルが作成されます。次のように 3 つのコマンドを入力しても、同じ結果になります。
lc p1 -c | p1.c → p1.obj | |
lc p2 -c | p2.c → p2.obj | |
lil32 p1 p2 | p1.obj + p2.obj → p1.exe |
次の 2 つのコマンドでも、同じ結果になります。
lc p2 -c | p2.c → p2.obj | |
lc p1 -linker p2 | p1.c + p2.obj → p1.exe |
ワイルドカードも使用できます。一致したすべてのファイルがアルファベット順にコンパイルされ、リンクされます。
lc *.c |
特に指定しない限り、効率のよい small モデルのコードが生成されます。small モデルに収まらない大きなプログラムを作成する場合は、-am、-ac、または -al オプションで他のメモリ モデルを指定するか、far キーワードを使って一部のコードやデータを far メモリに置く必要があります。
メモリ モデルを指定するには、たとえば、次のように入力します。
lc prime -al | large モデルでコンパイル |
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