LIL.EXE (LIL32.EXE) は、次の形式で実行します。
lil <obj-path>... [<link-option>...] [@<rsp-file>...]
オブジェクト ファイル名の拡張子を省略すると、自動的に「.OBJ」が追加されます。拡張子のないファイル名を指定するには、ファイル名の後にピリオド (.) だけを付加します。
<obj-path>、<link-option>、<rsp-file> を指定する順番は自由です。
例 > LIL HELLO HELLO.OBJ をリンクします。 > LIL HELOLO1 HELLO2 HELLO1.OBJ と HELLO2.OBJ をリンクします。 > LIL HELLOC /C HELLOC.OBJ をオプション/C でリンクします。
応答ファイル
コマンドラインに指定するリンカ オプションやオブジェクト ファイル名をファイルに記述しておくこともできます。この「応答ファイル」には、リンカ オプションやオブジェクト ファイル名をコマンドラインから入力する場合と同じ形式で並べます。各項目はスペース、タブ、または改行で区切ります。
コマンドラインでは、応答ファイル名の前にアッロマーク (@) を付けて指定します。同時に通常のコマンドラインでオブジェクト ファイル名やリンカ オプションを追加することもできます。また、応答ファイル内からさらに別の応答ファイルを呼び出すこともできます。
例 > LIL @ABC.RSP /M 応答ファイル ABC.RSP の内容に /M を追加してリンクする