INCLUDEBIN 〔LASM〕

構文    INCLUDEBIN    <ファイル名> 
        [START <開始位置>][LENGTH <長さ>][END <終了位置>]
例    INCLUDEBIN    TEST.DAT
    INCLUDEBIN    TEST.DAT START 10
    INCLUDEBIN    TEST.DAT END 255
    INCLUDEBIN    TEST.DAT START 100h END 1FFh
    INCLUDEBIN    TEST.DAT START 100h LENGTH 0FFh

ソースコードの途中にバイナリファイルのデータを挿入します。たとえば、TEST.DAT に「ABC」という文字が書かれている場合、「INCLUDEBIN ABC.DAT」は「DB 41h,42h,43h」に展開されます。

「START <開始位置>」、「LENGTH <長さ>」、「END <終了位置>」を追加して、ファイルの特定の部分だけを読み込むこともできます。開始位置、長さ、終了位置は、2 進数、8 進数、10 進数、16 進数で指定できます。長さと終了位置を同時に指定することはできません。

<先頭位置>の最小値は 0 です。<先頭位置>を省略すると、ファイルの先頭からデータが読み込まれます。<長さ>と<終了位置>を省略すると、ファイルの最後まで読み込まれます。たとえば、「START 2 END 4」と指定すると、ファイルの 3 番目のバイトから 5 番目のバイトまでが読み込まれます。

なお、上の構文には示されていませんが、「<ファイル名> [START <開始位置>]LENGTH <長さ>][END <終了位置>]」の部分をカンマ (,) で区切って複数個並べることもできます。その場合は、各ファイルが順に読み込まれます。

例    INCLUDEBIN    TEST1.DAT, TEST2.DAT START 10, TEST3.DAT

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