MACRO 文で定義したマクロは、マクロ呼び出しを行って初めて実際のコードになります。
構文 mac [a-args ,...] 例 PUTC 'A' COPY MSG,BUF,12 MAC MP1,MP2,MP3 MAC MP1,,MP3
mac は、あらかじめ MACRO 文によって定義したマクロ名です。mac は通常の命令文のように使用できます。
a-args は、実パラメータです。通常はマクロの仮パラメータと同じ数だけ指定しますが、一部を省略することもできます。マクロ定義内の仮パラメータを実パラメータに置換した結果が、マクロ呼び出しの実効内容になります。実パラメータを省略すると、対応する仮パラメータは空の文字列に置換されます。
山形括弧(< >)
実パラメータを山形括弧で囲むこともできます。この場合は、山形括弧が除去された後で仮パラメータが置換されます。たとえば、「1,2」を 1 つの実パラメータとしてマクロに渡すには、「1」と「2」という 2 つの実パラメータであると解釈されることを避けるために、山形括弧を使って「<1,2>」と記述します。
たとえば、次のマクロを考えます。
TDB MACRO D DB D DB D ENDM
このマクロを「TDB <1,2,3>」と呼び出すと、その実効内容は次のようになります。
DB 1,2,3 DB 1,2,3