マクロの実パラメータを、その範囲を特に明確して指定する場合に、この演算子を使用します。たとえばカンマを含む実パラメータを渡すとき、そのままではカンマが実パラメータ同士の区切りと見なされるため、リテラル演算子で囲む必要があります。
次の MACRO 定義を例にとります。
DB3 MACRO MP DB MP DB MP DB MP ENDM
ここで次のようなマクロ呼び出しを行います。
DB3 <1,2,3,4>
これは次のように展開されます。
DB 1,2,3,4 DB 1,2,3,4 DB 1,2,3,4
なお、リテラル中では文字「!」は特別な意味を持っています。文字「!」があると、その次の 1 文字は、たとえそれが特殊な意味を持つ文字(「>」「&」「!」等)であったとしても、普通の文字として扱います。