構文 .TYPE <式>
.TYPE 演算子は、<式>の種類を表す 8 ビット値を返します。<式>には任意の表現を指定できます。
.TYPE 演算子が返す値は、そのビットごとに意味をもっています。次にビットごとの意味を示します。
ビット | このビットが 1 になる条件 |
0 | <式>にコードラベルがあるとき |
1 | <式>にデータラベルがあるとき |
2 | <式>が定数式であるとき |
3 | <式>にデータラベルがありインデクス/ベースレジスタがないとき |
4 | <式>がレジスタ式であるとき |
5 | <式>に未定義ラベルがないとき |
6 | 常に 0 |
7 | <式>に外部参照ラベルがあるとき |
.TYPE 演算子は、条件アセンブルの条件判定に使用することが普通です。
適用可能な式
.TYPE 演算子は、どのような式にでも適用可能です。
例
G GROUP S S SEGMENT LC LABEL NEAR LD LABEL BYTE EXTRN E:NEAR MI EQU 1 ML EQU LC DB .TYPE LC ; 00100001b = 21h アドレス(コード) DB .TYPE LD ; 00101010b = 2Ah アドレス DB .TYPE LD[SI] ; 00100010b = 22h インデクスアドレス DB .TYPE E ; 10100001b = A1h 外部参照アドレス DB .TYPE AX ; 00110000b = 30h レジスタ DB .TYPE 10 ; 00100100b = 24h 定数 DB .TYPE MI ; 00100100b = 24h 定数 DB .TYPE ML ; 00100001b = 21h アドレス(コード) DB .TYPE DUMMY ; 00000000b = 00h 未定義名 DB .TYPE S ; 00100000b = 20h セグメント DB .TYPE G ; 00100000b = 20h グループ S ENDS