千住は歴史の古い街です。江戸時代には奥州街道、日光街道、水戸街道の宿場町として栄え、品川、新宿、板橋とともに江戸の四宿に数えられていました。松尾芭蕉が奥の細道に旅立つとき
行春や鳥啼き魚の目は涙
という最初の一句を詠んだのも、この千住だったそうです。今でも、かつての街道筋であった宿場町通りを中心として、古い商店や寺社が点在しています。
現在も千住は交通の要衝です。常磐線、日比谷線、千代田線、東武伊勢崎線が北千住駅に集まり、半蔵門線も乗り入れています。平成17年秋には秋葉原とつくばを結ぶ「つくばエクスプレス」が開通しました。